秋といえば月。清光冴えわたる神秘の月を心で愛で、自己の内面を見つめる。
古来より風雅の至高、日本の美意識の象徴と称えられてきた「雪月花」。花といえば「桜」、秋といえば「月」をさすことは、古く万葉の時代から続く日本の美学です。
かつて、月は風雅の対象として愛でられる以前に、信仰の対象であり、人々の神秘さへの憧れでした。月は欠けてもまた満ちるでの復活と不死の象徴とされ、子供たちも、月に動物や宮殿があることを信じていました。科学の進歩による月面着陸以来、かつての月に馳せる神秘的な想いは色あせましたが、日常の喧騒の中で忙しなく生きる現代だからこそ、月に寄せる風流の心を残していきたいものです。
中秋の名月(十五夜)は旧暦の8月15日。新暦では今年は9月22日です。一年で最も明るく美しい満月です。また、旧暦9月13日(新暦10月20日)は十三夜といいます。この両方の月を愛でることを月見といいます。十三夜の少し欠けた月を美しいと感じるのは、不完全の美学ならでは。
・・・季節感・・・
立秋は八月ですが、肌に初秋を感じるのは九月。秋の彼岸を過ぎればめっきり秋らしくなります。八月下旬から九月にかけては台風シーズンで、台風接近前の湿気をはらんだ暑さは耐えがたいものがありますが、台風一過の秋空は夏から秋への移り変わりを示してくれます。空は高く、限りなく青く澄みわたり、清々しい。爽涼の風が木々の間を渡りはじめます。いわし雲に代表される秋の雲は、垂直に盛り上がる夏の積乱雲とはことなり、水平に広がるようになり、青い空を流れていく美しい雲は見飽きることがありません。
◆今月の行事 『 重陽の節句 』 9月9日
『 菊に不老長寿を祈る行事 』
中国では縁起の良い奇数(陽数)の最大数の9が重なる日であることから、重陽(ちょうよう)といい、最もめでたい日とされていました。菊酒を飲んで邪気を祓い、長寿をお祈りします。菊の花は昔から高貴な花として尊ばれており、不老長寿の力があると考えられていたのです。この風習は日本の宮中にも取り入れられ、平安時代には観菊の宴などが催されるようになりました。
◆今月の行事 『 敬老の日 』 9月20日
『 お年寄りの長寿を祝う日 』
昔、聖徳太子によって身寄りのないご老人や病人のための施設「悲田院(ひでんいん)」がこの日に建てられたとされ、由来のひとつになっています。
長寿をお祝いする年齢がありお誕生日にあわせてお祝いをします。
還暦(61歳)、古希(70歳)、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、半寿(81歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)、白寿(99歳)、紀寿(100歳)、大還暦(120歳)、天寿(250歳)
◆今月の行事 『 お彼岸 』 9月20日から9月26日
『 ご先祖様を供養する日 』
秋分の日を挟んでその前後3日ずつの合計7日間を「秋の彼岸」といいます。彼岸の初日を彼岸入り、秋分の日を彼岸の中日、最終日を彼岸明けといいます。お彼岸はお墓参りと法要を行い、ご先祖様の供養をする大切な仏教行事です。彼岸という言葉は仏教用語であの世(彼方の岸)のことで、昔から、仏教の世界では西の方向に極楽浄土があると考えられていました。太陽が真西に沈むこの時期は、ご先祖様と交流することができるので、ご先祖様を偲び感謝の想いを捧げるのに最も良い時と考えられています。また、さまよっている霊たちもこの日の太陽が沈む方向を目指していけば極楽浄土に辿り着くとされ、お寺では彼岸会(ひがんえ)という法要を営みます。初彼岸は家族そろってのお参りになります。
★彼岸花
昔、中国から伝わった花。曼珠沙華(まんじゅしゃげ)ともよばれています。「天上に咲く赤い花」の意味だとか。
★おはぎ
秋は萩の花にちなんで「おはぎ」とよび、春は牡丹の花にちなんで「ぼたもち」とよびます。小豆の赤色が災いから身を守ってくれるという言い伝えがあります。
◆季節の食べ物あれこれ 「医食同源(いしょくどうげん)」食べ物こそ何よりの薬
「 秋の食生活のテーマ。夏の疲れを回復すること、冬の寒さに負けない身体づくり 」
肥える秋。秋は万物が成長する季節です。子供も春には身長が伸び、秋には体重が増えます。
太りすぎにはご用心。
背の青い魚を食べましょう!血液サラサラ効果大。「さば」と「いわし」は脂がのって美味しい季節。

◆季節のスキンケアとボディケア 「健康で美しい心と体をつくる秋対策」
◆今月の月の満ち欠け
【下弦期】 8月26日ー9月7日、9月24日ー10月7日 『生体エネルギーがクールダウンする時期』
★行動テーマ:解毒,休養,理性
心が落ち着きゆったりとリラックスできる時期です。頑張っている時分にご褒美を。
お風呂にゆっくり入る、睡眠を多くとる、美味しい食事をゆっくり楽しむなど日常の中
に上質な時間を持ちましょう。
【新月当日】 9月8日 『新しいスタート・リセットの日』
★行動テーマ:新生,浄化,直感
心身ともに研ぎ澄まされ直感が鋭くなります。
目標設定に最適の日です。タバコ、アルコール、甘味料など普段やめにくい習慣を
断ち切りやすい日です。
【上弦期】 9月9日ー9月22日 『生体エネルギーが満ちていく時期』
行動テーマ:成長,摂取,行動
心も体も活動的になり、やる気がでて前向きになれる時期です。
運動や自然散策など体を積極的に動かし、生活全般をアクティブに楽しく過ごしましょう。
【満月当日】9月23日 『生体エネルギーがピークに達する日』
行動テーマ:統合,吸収,感情
心も体も充実します。物事の結果が出やすい日。
吸収力が高まるので、食べすぎに注意し、良質な水分補給や食事を心がけましょう。
◆季節の暦(二十四節気)
『 白露(はくろ)』

9月8日ー9月22日
草に露が宿って白く見える頃。
肌寒さを感じさせる冷風が混じり始めます。
『 秋分(しゅうぶん)』

9月23日ー10月7日
昼夜の長さが同じ頃。
この日以降除々に昼が短くなり、秋の夜長が始まります。
◆季節の言葉
『二百十日、二百二十日』 立春から数えてそれぞれ210日目、220日目にあたり、台風が日本にやってくる頃とされています。
『いわし雲』 この雲が現れると鰯が大漁になると伝えられていました。雨の前兆とも言われています。
『秋の七草』 萩(はぎ)、桔梗(ききょう)、藤袴(ふじばかま)、女郎花(おみなえし)、尾花(すすき)、撫子(なでしこ)。山上憶良が万葉集に詠んでから秋の七草と言われるようになりました。
『秋の長雨』 9月の半ば頃から幾日にも渡って降り続く雨のこと。
『暑さ寒さも彼岸まで』 暑さも秋の彼岸の頃にはおさまり、寒さも春の彼岸の頃には和らぎます。
◆◆◆2010年度版美道ライフスタイルブックカレンダー配布中◆◆◆
サロンをご利用のお客様に無償でお配りしています。数に限りがございますので、
ご入用の方はお早めにお申し付けください。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。















































































































